2003年までのsamtime columnを気分一新リニューアルしました。内容はよりキャンプに関わること、思い出、気づいたことなどを随想していこうと思います。前バージョンと同じく不定期掲載ではありますが、出来るだけ増やしていくつもりです。
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2006/7/1
ここ1,2年キャンプ場を巡ってとても気になる変化がみられることがある。それは「カラス」だ。どこのキャンプ場に行ってもこのカラスによる被害が見られることがあまりに多い。数年前にはまずそんなことはなかったのだが・・。
カラスがねらっているのはもちろん食品だ。これは生ゴミに限らない。特に注意しなければならないのは未開封のスナック菓子、調味料といった一見狙われにくいと思いがちなモノもだ。これらを放置してちょっとでもひとけを無くすと一気に攫われて行ってしまう。調味料でも袋に入った物であれば同様。注意が必要なのがケチャップやマヨネーズなどだ。カラスの姿を確認したら、これらは必ず出しっぱなしにせず、テント、もしくは車の中に一時的にしまうことを奨めたい。
私の経験ではカラスは縄張り意識が強く、またそこに住み着く習性があるように思う。特にそれが顕著なのがつがいの場合だ。このつがいは非常にたちが悪い。一方が見張り、一方が狙うという連携をかけてくる。繰り返して言うがひとけがあればまだ襲われることは少ないが、ちょっとしたスキ(たとえば炊事棟やトイレなどに行っているくらいの間でも)やられてしまうので本当に気をつけなければならない。
不思議なことに環境のいいキャンプ場のほうが、このカラスの害に合うパターンが多かったりする。どちらかというと街に近いキャンプ場は、カラスがキャンプ場だけに集中していないので意外にもそれほど多くカラスを見かけることが少ない。環境のいいキャンプ場ではまさにキャンパーだけがその狙われる対象だから始末が悪い。これにはそれまでのキャンプ場のゴミ処理の方法などにも問題があったかもしれないが、多くはキャンパーの放置したゴミ、食品という簡単に狙われやすいものがその誘引となったことは間違いがないだろう。
これからもこの戦いがしばらく続くと思う。とにもかくにも簡単に食材やゴミを放置しないことだ。これは全キャンパーで対応しないと、いつまでたっても解決されることはないと思う。
▲UP
2004/11/01
2004年から始めたBLOGで、キャンプのよもやまな話題を綴ったエントリーを抜粋いたしました。

パンフの数だけ思い出作り
みんなで楽しくダッチオーブン!
キャンプ場でお会いできました
出てしまいました!日経新聞
日経新聞「教えて!達人」に登場決定A
日経新聞「教えて!達人」に登場決定
旧いものほど・・・
キャンプの朝にキャンベル缶!
カタログでキャンプをしたくない!
関東周辺10県のキャンプグランド比較A 栃木県編
関東周辺10県のキャンプグランド比較@ 千葉県編
100キャンプを終えて・・
100キャンプを迎えるにあたって(5)
100キャンプを迎えるにあたって(4)
100キャンプを迎えるにあたって(3)
100キャンプを迎えるにあたって(2)
100キャンプを迎えるにあたって(1)
▲UP
2004/12/30
今年は厄年だった。自分自身の身辺で考えるとかなりへこむような事が多かったし、肉体的にもあまりいい年だったではなかったかもしれない。
ところがことキャンプ、そしてWEBの事となると「厄落とし」といってもいいくらい充実の年になれたのだから、小泉首相流にいえば「痛みわけ」といったところか。
前半で想い出深いのがBE-PALへの登場。これはまさに転がり込んできた話なので、なんら自分の努力でも何でないが(笑)、全国誌の特集にモデルファミリーとして登場するなんてそうそうめぐってくるものじゃない。100スキというムーブメントのちょっとしたお手伝いが出来たなら自身としては満足。
そのあと続けざまに転がり込んできたのがYahooでの日替わりサイト紹介、ディレクトリ登録、そして「Yahooインターネットガイド」への特集登場。これが実に大きかった。
ここに登場できて以来アクセス数は急増し、その後の夏場では日に常に2000アクセス以上が続くなど改めてその影響力に驚いた。
そしてもうひとつの大きな影響力に驚いたのがそれこそ降って湧いたTV出演。5分番組ではあったがとても納得いく内容に仕上がって、キャンプ、インターネットに関わったことから生まれた一生の思い出である。
BE-PAL、Yahoo、TVと今年の前半戦は束の間の芸能人?になったような気分で、キャンプ界のキムタクと自称したが誰一人賛同してくれなかったのは悔しい(爆)
夏以降そのような騒動はなかったが、実に多くの方に「キャンプ場で」巡り合うことになる出会いの半年だったと思う。
行った先行った先の隣のサイトにいらした方々が、キャンプ場で、もしくはその後(メールなどで)必ずといっていいほどお声をかけてくれたことに偶然の為したこととはいえ、ただただ驚くしかない。そしてもっとびっくりしたのはそのほとんどの方が我が家のダッチオーブンレシピのコピーを持っていらっしゃったことだった。
インターネットによる情報発信は常に不特定多数に向けたものとして受け入れられているのけれども、現実にそれを受け取った方にお互い予告もなく出会ってしまう経験、それも複数回数であると正直大変WEBサイト運営に責任を感じるようになってきた。
そういう意味でも今年の前半での露出とは対比的で、これらの経験はとてもいい戒めになったと思う。
一方キャンプそのものでは比較的グループキャンプが多かった年。それも毎回組み合わせが異なり、いろいろなスタイルに触れることが出来たと思う。ベテランと一緒の時もあれば、初めてのキャンプ経験家族と一緒だったり、そして各種イヴェント。いろいろな意味で改めてキャンプの楽しい側面を認識できたと思う。
結果当初の予定よりもキャンプの回数をこなすこととなり、来年であろうと思っていた100回目のキャンプが若干早く今年中に巡ってきたのが11月。
100回目のキャンプは家族だけで出かけたがとても想い出深いものになった。1/100だから特別なものではないのかなと思っていたら、やはり区切りというものはいつもとは違う重みを感じる。このキャンプが終点となったことで、2004年度がすっきりと締めくくれたと思う。
さて、2005年は我が家にとってどんな年になるだろう。新たな出発点に立って、もう一度キャンプを見つめなおしてみよう。行ってみたいキャンプ場はまだまだいくらでもある。しかしあせる必要は全く無い。そのためにも家族それぞれに負担がかからぬようハイペースにならぬよう、しっかりとした計画を立ててみたい。
・・・あ、毎年そんなことを思って今まで一度だって計画的になったことは無かったっけ。
そのときはそのときかな(笑)    (BLOGから転記)
▲UP
2004/02/02
キャンプ場と切っても切れない存在が管理人さん。
管理人さんといってもオーナーの場合もあるし、委託されている方もいらっしゃるので本当は「管理人さん」の一言では言い表せないかも知れない。
誤解をおそれないで言えば、私の場合キャンプ場に行くというよりかは、管理人さんに会いに行くというのがこのところは当たっているかもしれない。キャンプを始めたころはそうでもなかったが、最近はとても管理人さんのことが気になる。だんだん行き慣れてくるとキャンプ場そのものへの興味から、管理人さんのキャンプ場に対する思いみたいなものにすごく焦点が動き始めてきた。
キャンプ場というフィールドはただの野っぱらではない。何らかの形で人が手をくわえて作られた場所だ。だから必ずそこにはコンセプトがある。そしてそのコンセプトは管理人さんとともに変化をしていっている。
私はキャンプをすることでそのコンセプトを享受し、楽しんでいる。
なので河原でのキャンプとか野宿、その他Pキャンなどにはほとんど心が動くことはない。
私は本当のことを言うと最初管理人さんって楽な商売だと思っていた。大体は自宅みたいなものだし、清掃以外のことはキャンパーが勝手にやってくれているようなものだ。そう思うと「気楽な商売だなぁ」と少し羨ましくも思っていたりした。
そんな思いを覆したのは、キャンプ中に経験した、とりもなおさず自分自身に起こった不幸であった。
数年前の南アルプスに近いキャンプ場でのこと。
昼間は美しい風景のなか、水遊びや虫取りなどに興じていてこれといって体調にも異変が感じられなかった。ところが夜中のことである。下腹部に何やら違和感があり、トイレまで行ったのだがそこで全く感じたことのない強烈な痛みに変化してきた。これは尋常ではないと這うようにテントに戻り、急いで妻を起こした。「誰か呼んできてくれ!早く!」もうそのあとは声も出せずに七転八倒せざるを得なかった。そして数分後に駆けつけてくれたのが管理人さん。「大丈夫ですか!」すぐさま私は抱えられ管理人さん大型の4駆の荷台に乗せられた。後で知ったのだが管理人さんはちょっと体調がよくなかったらしい。しかし私が苦しむ様子を見て、救急車を待つのは間に合わない、それよりもさほど遠くない村の診療所に自ら運んでしまったほうがいいと判断したとのこと。車の中でもがき苦しむ私に「もうすぐですよ!がんばって」とずっと声をかけてくれたことを意識が遠のく中でも覚えている。
診療所に運ばれたのが真夜中の3時。当直の医師が私の様子を見て「これだけ苦しむのは多分・・」と触診も含めすぐに病気を理解したようだ。
それは尿管結石。これは別名「痛みの王様」というそうだ。その痛みは出産に匹敵するらしくまさしく超A級とのこと。すぐさま痛みを静める注射、点滴が施され、かなり落ち着くことが出来、お医者さんも「すぐに病院に運ばれてよかったですよ」と管理人さんの行動を褒め称えていた。
ただここは診療所で応急処置が精一杯なのでその後のことも考え大型病院にすぐに運んだほうがいいということになった。私自身当然どうすることも出来なかったが、なんと管理人さんは私の処置中にそのことまで事前にケアしていてくれた。
自分が体調がよくないからこの先の運転はまずい。そこで真夜中にもかかわらず実家に電話し、お兄さんに応援を頼んでいてくれたのだ。
「私の代わりに、兄がもうすぐ来ます。兄が甲府の病院までお連れするので安心してください。」甲府といってもそこから30km。
我が家の家族全員を同乗させ、病院に着いたときはもう夜が明けていた。空きベッドが無かったので処置室に運ばれ点滴の続き。
「ご家族の付き添いが出来ないようなので、キャンプ場まで送っていきます。明日、また来ますから安心して静養してください。それとキャンプ道具の撤収とかも我々がちゃんとやりますから全くご心配なさらずに・・。」
その後病状は安定し、また幸いなことにその日のうちに石が落ちてくれたので翌日には病院を出てもよいということになった。体力が無くなって動けない私をまたも片道30kmをかけて迎えにきてもらった。
退院後の車の中での会話。
「本当は私、市の職員なんですけど、土日はキャンプ場を手伝っています。弟とは交代で管理の仕事をしているんです。もっともっと今のキャンプ場を良くしていきたいので二人でいつも喧嘩をしながら(笑)将来を話し合ってます。」
「今回こんなにご迷惑をお掛けして、なんとお詫びをしてよいのやら・・。」
「何言ってるんですか。キャンプ場にこられた方はお客様であると同時に大切な家族ですよ!家族に何かあったらすっとんでいくのは当然のことです。それよりも大事に至らなくて何よりですよ。昨日も弟と本当によかったな、って言っていたんです。」
そう、私は管理人さんは気楽な商売だと思っていた。しかし今回のことを通じてその責任の重さを痛感した。ただ単に事務をこなしているのではなく、大袈裟に言えば多くの人の命まで預かって仕事をしているのだ。
それは誰でも簡単な覚悟で出来るものではない。キャンパーがいる限り24時間のホスピタリティーを意識していなければならない。
私はよく友人から「そこまでキャンプが好きなら、キャンプ場の管理人でもやれば」と冗談交じりで言われることがある。
でも必ず真顔で「絶対に出来ない!」と答える。
私にはそんな重い責任をもつ仕事が出来る自信が無い。
その後キャンプ場でも体調は急速に回復し、予定通りに帰路に向かうことも出来た。
そのときのことはただただ感謝しかない。文字通り命の恩人。
実はその後、そのキャンプ場へは行っていない。その理由は一つ、この特別な思い出のあるキャンプ場を再訪するのは近い将来に「特別な日」を迎えた時、と決めているから。
▲UP
2004/01/23
キャンプの朝にコーヒーを淹れる、案外当たり前のことだが、わざわざ挽いた粉を用意してドリップまでして飲むのはいかにも面倒と思ってしまう。だってたいていのキャンプ場には自動販売機の缶コーヒーもあるわけだし。
そんなあるときまったくの偶然で家庭用に買って来た粉コーヒーを間違ってキャンプ食材に持ってきてしまったことがあった。多分普段持参の調味料入れの籠に何かの拍子で紛れ込んでいたのだろう。
「こんなもの持ってきても困ったなぁ」とは思ったが、「ん?そういえばコーヒーバネットがどっかにあったな・・。」探してみるとコーヒーバネット本体とおまけで付いていたフィルターもわずか1枚ではあるがあることはあった。
(このコーヒーバネットは買ったものではない。何かのキャンペーンの景品だったと思う。)
ちょうどそれは朝の起き抜けでまだ子供も眠っている夫婦二人の時間。
「ひまだからコーヒーでも淹れてみる?」妻も合意し早速キャンプ場の自然水を沸かした。そしておもむろにバネットをカップにセット。知恵の輪みたいな構造で平面の渦巻き状の一本の針金をちょっとずらすとピョンと飛び出して立体になる。なんだかアイデアがばかばかしいし、家庭ではわざわざこんなことをしなくったていいけれどキャンプだと不思議にこの行為が楽しく思える。
そしてお湯を静かに注ぐ・・・。するとそこに都会では味わえない朝の棲んだ空気になんとも言えないいい香りがあたり一面に発った。
森の香りとコーヒーの香りがそこでブレンドされた瞬間。
キャンプで見つけた小さな幸せ・・・。
コーヒーを飲むことよりしばし夫婦でその香りを堪能した。正直味は覚えていない。
もちろんこのことを振り返ってみると別にコーヒーバネットでなくても普通のプラスチックなどのドリッパーでもよかったかもしれない。
それでもわずかながらではあるがあのピョンと飛び出すアクションがそのときの思い出の風景を演出していたことは間違いない。
正直言うとそれ以来そんなにコーヒーバネットを使っているわけではない。むしろB社のインスタントドリップを好んで使っている。
ただ時々何の意味があるのか自分でもわからないが、バネットをセットし、そこにインスタントドリップをわざわざ乗せてコーヒーを淹れるという不思議なことをしてしまう。
例のあの「ピョン」をしたいだけかも(笑)
私はキャンプ道具といったものに特別な興味はない方だが、決して嫌いではない。ただどちらかというと数字によるスペックみたいなものには無頓着な方だ。むしろこのコーヒーバネットみたいな洒落の利いたものはとても趣向に合う。
おそらく開発した人たちはその当時楽しんで作ったのだろうなぁ、そう思えると無駄なものでも欲しくなってしまう。
案外そういったものがキャンプのときに小さな幸せを運んでくれたりするから・・・。
▲UP


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